歯医者が教える!冷たいものがしみる原因と対処法
2024/01/13
冷たいものが歯にしみる原因は、歯の神経や象牙質(歯の内部の硬い部分)が露出していることがほとんどです。そのため、歯が冷たい刺激に過敏に反応するようになっています。この記事では、歯科医が教える冷たいものがしみる原因と対処法をご紹介します。
目次
歯の神経が刺激されるために起こるしみる現象
日常生活において、特に冷たい飲み物や甘いものを口に入れると歯がしみる現象に悩まされることがあります。このような現象は、歯の表面にあるエナメル質が削れたり、歯茎が後退し、象牙質や神経が露出したために起こります。歯周病や虫歯、歯の実質欠損などの問題によって、歯の神経が刺激され、歯に痛みを感じることもあります。 これらの現象に対処するためには、歯科医師に相談し検査を受けることが必要です。歯垢や歯石を取り除くクリーニングや、虫歯の治療、歯周病の治療などが必要になります。また、歯磨きの際に力を入れないことや、適切な硬さの歯ブラシの選択などの予防策も有効です。 歯のしみる現象は、無視して放置すると歯が傷み、重篤な状態に至ることもあるため、定期的な検査とケアが必要となります。歯科医師のアドバイスや、適切なケア方法を実践することで、きれいで健康な歯を保つことができます。
冷たいものがしみる原因に応じた対処法
冷たいものを食べた時に、歯がしみる現象は知覚過敏と呼ばれます。この知覚過敏は、歯の表面が削れてしまい、神経や血管が露出することで引き起こされます。また、歯周病や虫歯などにより、歯の根元部分が露出してしまうことも原因の一つとして挙げられます。知覚過敏に対する対処法としては、まずは痛みを感じた場合には冷たいものを控え、温かい飲み物や食事をとることをお勧めします。また、市販の歯磨き粉などにデシリンという成分を含んだものを使用することで、知覚過敏を緩和できる場合もあります。歯周病や虫歯による根元部分の露出に対しては、歯科医師による治療を受けることが必要です。また、予防としては、定期的な歯科検診や適切な歯磨き、そして健康的な食生活が大切です。知覚過敏に悩まされている方は、是非一度歯科医師に相談してみてください。
定期的な歯科検診・メンテナンスが重要な理由
定期的な歯科検診・メンテナンスが、健康的な口内環境を維持するために重要です。矯正治療やインプラント手術などの治療を受けた場合でも、毎日の歯磨きでは落としきれない歯垢や歯石が付着し、歯ぐき病や虫歯の原因になってしまいます。しかし、歯科検診・メンテナンスによってプロフェッショナルな歯科医師が正確かつ綿密な検査を行い、早期発見・治療が可能となります。また、歯科検診・メンテナンスでは、歯垢や歯石の除去や、口内の清掃、歯磨きの指導なども行われるため、自宅でのケアにもつながります。定期的な歯科検診・メンテナンスは、歯と歯ぐきだけの健康に留まらず、全身の健康維持にもつながります。歯周病菌は全身に影響を及ぼすことが報告されており、歯科疾患と全身的な病気には深い関連性があると考えられています。定期的な歯科検診・メンテナンスは、口内だけではなく、全身の健康につながるため、積極的な受診をお勧めします。